あったらいいな!PUEYブログ

敏感化する肌◇老化は階段状にやってくる

2011年02月02日

「最近、目のまわりが乾燥してかゆいんです。化粧品はずっと替えてないんですけど」美容皮膚科をしていると、毎日一件はこの相談を受ける。「ずっとって、いつからですか」「もう何年も替えてません」「何年もだとかえってよくないんじゃ、ないですか。お肌のほうは、毎年変わるわけだし」「でも今までは、冬でもこんなに乾燥したことはなかったんです」ここにきて、いつも迷う。「今までなかった」と言われても、肌は毎年、確実に変化している。変化というより、老化している。しかし「それは年齢的なものでしょう」、このひと言を言うのは、いくら医者でも勇気がいる。ただし現実には、20代でも老化は始まっている。人間は、生殖可能年齢になったときすなわち17〜18歳のときに人間としての完成体になる。その後は、成長しているのではなく老化しているだけである。では、目のまわりが急にかゆくなるのも老化なのかというと、そういう場合もある。この患者さんの場合、化粧品を何年も替えていないことが問題である。肌の水分量は年々減り続け、角質層も乱れているのに、同じものを使い続けるのには無理がある。ずっと同じことをしていて肌も同じでいてくれるのならこんなに楽なことはない。例えば18歳のときの食生活を、25歳でできるだろうか。胃腸が弱るのと同様、肌も弱るので、いつまでも同じ化粧品ではつらくなる。では実際、肌や体が老化するとはどういうことなのか。以下の5つのうち、老化によるものはどれとどれだろう。?たくさん寝ても目の下にクマが出る ?ぶつけた覚えもないのにアザができる ?ニキビや虫刺されがなかなか治らない ?やせてもないのに「やせたね」と言われる ?下着などの繊維でかゆくなることが多くなった。正解は、全部老化が関係している。老化とは、シミとシワだけではないのである。クマはコラーゲンの減少で皮膚が薄くなるため目立ってくる。血管もコラーゲンなので加齢で弱くなり、傷つきやすくなる。皮膚の代謝が年々遅くなるので、何でも治りにくく、あとが残るようになる。頬やこめかみの脂肪が落ちてぱっと見にはやせて見えることがある。その脂肪はあご下に移動して、二重あごになってくる。皮膚が薄く弱くなるので化繊やレースの刺激に敏感になる(それで綿のババシャツが必要になる)。

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