Sさんは最初は渋っていたが、開始2カ月目に入る頃から数学の学習が軌道に乗ったようてあった。3カ月経過した頃には数学の得点では文系のなかでは中頃の成績となった。夏休みに入る頃、私はSさんに「このままでやっていこうか?」と確認してみた。「不安で、どこまでやれるかわからない。けれどせっかくここまでやったので最後までやってみます」という言葉が返ってきた。私は数学をやれと勧めた立場上、責任があるので、彼女の反応はそれだけに嬉しかった。夏休みの時期に津田塾の過去5年問(英文、国際の2学部約10回分)の入試問題を解かせてみて、彼女の答案を採点してみたところ、平均で40パーセントぐらいの得点であった。私は入試までの残る5カ月間で、充分合格可能なレベルまで伸びるという強い確信を得ることができた。頑張り屋のSさんは夏休み後の4カ月で、数学の学力はぐんぐん伸びていった。12月頃には津田塾の問題ならば6割はとれるだろうというところまで学力アップしていた。2月、いよいよ大学受験本番である。一所懸命に勉強した人には必ず良いことがあるものだ。