文部科学省は、総合学習を週二〜四時間程度設定するよう各校に求め、週五日制の完全実施とあわせ、学習内容を削減。これによって、授業時間数が年間一五%前後削減された。授業内容や評価の方法も大きく変わった。たとえば、数学においては重要な公式のみを覚えさせるなど簡略化をはかり、評価は相対評価から絶対評価へと変わった。新しい学習指導要領では、教育内容を基礎的・基本的な内容に厳選するとともに、選択学習の幅を拡大し、個別指導や習熟度別のグループ指導、選択教科における指導などを通じて、学習指導要領に示す内容を十分理解している児童生徒に対しては、発展的な学習を、内容の理解が不十分な児童生徒に対しては、補充的な学習を行って、個性や能力などに応じた学習を充実させることなどを盛り込んだ。たとえば、「新学習指導要領では、円周率は三になるのでは」といわれて仰天したが、これは必ずしも円周率を教えないということではない。
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